出版社とインターネット

本が売れなくなって久しいですね。私の住む街では、近所の本屋さんは全滅して、もはや本を買うには遠出するか、Amazonなどの通販を利用するしかなくなっています。

出版社も倒産したところが少なくありませんが、今でも倒産せずに続いているのは、取り次ぎ業者が仮払いという形で代金を先払いしているからだそうです。

出版業界の不況の原因のうち、最大の要因は、インターネットの普及だと思います。これにより出版業界が廃業に追いやられるのは時間の問題になってきています。しかし、その一方で、インターネットでも、広告収入の減少により、サイトの維持が難しくなっています。

これにはいろいろな原因があります。一つは、広告をクリックしない人が増加したこと。もう一つは、広告をブロックする人が増えたこと。そして、インターネット上のウェブサイトが爆発的に増えたことです。

ウェブサイトの数が爆発的に増えたため、検索エンジンの検索結果に表示されることが大変難しくなっています。15年ぐらい前だと、ウェブサイトの数もたかがしれていましたので、ウェブサイトを作ると、確実に検索エンジンに登録され、検索結果に表示されていました。

しかし、今や膨大な数のウェブサイトができたため、なかなか登録されない上に、検索で上位に表示されることは滅多になくなってしまいました。これではアクセスを得ることは大変難しく、広告を貼っても、黒字にすることは至難の業です。

赤字のウェブサイトの大半は、恐らく、消えていくだろうと思います。たぶん、これから2~3年で大半のウェブサイトは消滅を余儀なくされると思います。

その結果、恐らく、数年後にはインターネットは今とは全く様変わりしているのではないかという気がします。出版社もなくなり、インターネットからも大半のウェブサイトが消えて、世の中は、いったいどうなっていくのでしょうか?

一つの流れは、インターネットの記事の有料化ですが、記事の有料化がどれぐらい浸透するか不明です。何しろお金を払わないことになれている上に、そもそも情報や知識に対してお金を払うことが嫌いな人が多いです。

いろいろ知っている人と何も知らない人で、社会が大きく二分される様になるかもしれませんね。

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[ 出版社とインターネット ]文化2020/06/27 15:27