独自ドメインでWordPressを初めて使った感想

このブログはWordPressと言うブログのプログラムを使って、独自ドメインで運用しています。以前は、無料ブログサービスを利用していましたが、こういう形になると、前とはずいぶん違ってきます。

まず独自ドメインのメリットを言うと、無料ブログサービスと違って、ブログサービス運営会社によってブログが勝手に凍結されたり、記事が勝手に削除されたりする心配がないことです。

そんなことが本当にあるのかと思われるかもしれませんが、長いことブログをやっているとたまにあります。例えば、某ブログでは今までに20回以上記事削除の依頼があったそうです。

大抵の削除の要請は不当な要請なのですが、無料ブログサービスだと、不当な要請でも、いちいち相手にしなくてはいけないため、面倒が増えます。

また、無料ブログサービスの場合、ブログサービス運営会社が馬鹿な運営の仕方をすると、自分のブログは関係がなくても、自分のブログにまで影響が及びます。

例えば、オプションの広告表示であっても、不適切な広告の貼り方をされると、その結果、自分のブログでそう言う広告を貼っていなくても、自分のブログが検索サイトでの検索で出にくくなってしまうこともあります。これは、そのドメイン全体が低い評価を受けたり、ペナルティーを受けたりするからです。

独自ドメインなら、そう言う心配はありません。但し、自分で馬鹿なことをやれば、自業自得ということになります。

独自ドメインは、レジストラーと呼ばれる業者で取ります。どのレジストラーで取っても、基本的なサービス内容に変わりはないので、安いところで取るのが正解です。慎重にやりたい人は、検索して、各レジストラーの評判を調べてみるのがいいでしょう。なお、レジストラーは後で変えることもできます。

独自ドメイン使用のメリットは他にもありますが、ここではこれぐらいにして、WordPressについての感想を書きたいと思います。WordPressは、フリーソフトです。かなり高度なソフトですが、こういうプログラムを無料で使えるのは、非常にありがたいです。

フリーのブログ・スクリプトは他にMovable Typeというものがあります。最初、どちらにしようか迷ったのですが、世界の流れはWordPressになっているようなので、WordPressにしました。最近、Movable Typeは人気が著しく衰えた様です。問題は、WordPressが完全なフリーソフトなのに対して、無料のMovable Typeが実は有料ソフトの無料版というところにあるようです。

WordPressを使う上で一番障害になるのは、インストールです。自分でこのソフトをインストールしなくてはいけませんが、それがややこしくて、なかなかうまく行きません。インストールのために一か月ぐらい費やしたと言う話をどこかで聞いたことがあります。

しかし、最近は、WordPressを自動でインストールできるレンタルサーバー会社が増えました。コントロールパネルに入って、必要事項を入力し、ボタンを押すだけで、10秒~20秒ぐらいでインストールが完了します。間違ってインストールした場合も、すぐに削除できるから安心です。レンタルサーバー会社を選ぶときは、あらかじめWordPressが自動でインストールできるかどうかを確認してから選ぶのがいいと思います。

入力する必要事項は、インストール先(ディレクトリー)、データベース名、ユーザー名、メールアドレスなどです。あらかじめデフォルトで入っているので、絶対に自分で入れなくてはいけないのは、メールアドレスだけです。

ディレクトリーは、「wp」がデフォルトですが、このブログのように独自ドメインの直下にインストールしたい場合は、ディレクトリー名のところは空欄にします。つまり、「wp」というのを削除すればいいです。「blog」というディレクトリーに入れている人が多いので、そうしたい人は、「wp」を消して、「blog」とすればいいでしょう。

この様に別のディレクトリーを作って、そこに入れる場合というのは、ドメイン直下に通常のウェブサイトを作っている場合です。そう言う予定がなければ、直下の方が多少URLが短くなっていいと思います。他には、サブドメインを作成して、サブドメイン直下にブログをインストールする方法もあります。どちらでも好きな方法を選べばいいと思います。

実は悩むのはこれぐらいで、WordPressは意外と簡単にインストールできました。他に悩むとすれば、レンタルサーバー会社選びです。すぐに倒産しては困るので、3年以上前から運営されているレンタルサーバー会社を選ぶのがいいと思います。

レンタルサーバーの料金はいろいろですが、ドメインと違って、安かろう悪かろうです。条件と照らし合わせて、適当だと思うところを選べばいいです。容量無制限で、転送量も無制限の様なところで、格安のサーバーは、稼働率が低いと見ていいです。従って、容量や転送量の上限が決まっているところを選ぶべきだと思います。

そう言うところで、ちょっとはまともなレンタルサーバーは、月100円前後が最低の料金となります。もう少し余裕を持たせたいなら、月200円~300円ぐらいのところを選ぶべきだと思います。要は、どれぐらいアクセスが増えた場合にサーバーが停止してしまうかという問題です。経済的に余裕のある方は月1000円ぐらい出してもいいと思います。1000円でも格安の内に入ります。

サーバーも移転できますし、同じ会社で上位のプランに変更もできますので、あまり真剣に悩む必要はありません。しかし、少なくとも事前に検索して評判を調べておくといいと思います。

それで、WordPress自体の使い勝手ですが、オープンソースで開発されているだけあって、ユーザーの視点で作られていていいです。その辺が無料ブログサービスとはかなり違います。無料ブログサービスの場合、恐らく外注でブログのプログラムやテンプレートを作っていると思います。そのためか、特にテンプレートがデザイナー指向になっている場合がほとんどです。

例えば、無料ブログサービスの場合、ブログに表示される文字が小さすぎます。これは、文字が小さいとデザインがきれいに見えるからです。しかし、これはあくまでもデザイナーの視点です。読む側の身になってみれば、小さな文字なんて、とんでもない話です。特に中高年の人や子供は小さな字が読めません。ブログの文字を小さくするのは、本当に愚かなことです。

その他、記事を編集する画面でも、WordPressは行間を大きく開けているため、読みやすいです。読みやすいため、書きやすいという結果になります。これはプログラムを作る人が、自分でブログを書く経験を積んでいないと、なかなか気がつかないことです。無料ブログサービスでは、編集画面の文字を入力する窓は行間があまりなくて、ちょっと読みにくいです。また、一般に窓自体がやや小さいことが多く、長文を書くのにちょっと不便です。

以上の様な良い点もありますが、悪い点もあります。まず、機能が豊富である反面、複雑で分かりにくいです。たぶん簡易モードというものを作った方がいいかもしれません。少なくとも、難しいことは苦手な人には、ちょっとお勧めしにくいです。もっとも、デフォルトのままで使えば、大した問題ではないかもしれません。たぶん、アメーバブログなどの方がむしろややこしいと思います。

問題はデフォルトで使う場合ではなく、カスタマイズして使う場合です。これがちょっとややこし過ぎます。まあ、プログラム自体もいじれるため、仕方がないと言えば仕方がないです。しかし、テンプレートをカスタマイズしようとする場合、どこを触っていいのかわかりにくいです。

無料ブログサービスの場合、テンプレートはHTMLとスタイルシートに別れていて、この二つをカスタマイズすればいいので、HTMLとCSSが分かっていれは、簡単です。しかし、WordPressの場合、スタイルシートは普通に存在していますが、HTMLの部分は、PHPのプログラムに書かれているので、PHPのプログラムを編集することになります。

PHPは、HTMLに組み込む言語なので、HTMLが分かっていれば、PHPのプログラムのカスタマイズは、一応、できます。その中のHTML部分を見分けて、そこを書き直すだけだからです。しかし、初めての人にはちょっと難しいかもしれません。見てみると、何かわけのわからないところがいろいろあって、実はそれがPHPのプログラムだったりするわけです。

WordPressのカスタマイズの仕方は、検索すると、いろいろな方がいろいろなことを試していらっしゃって、参考になります。WordPressのカスタマイズをするときは、とにかく、まず検索してみることをお勧めします。たまに間違ったことを書いている人もありますが、何とかなります。

例えば、デフォルトでついてくるTwenty Elevenと言うテンプレート(WordPressではテーマと言うようです)ですが、このテーマでページ上部にある画像を他の画像に変えたい場合です。検索して出てきたページを読むと、何やら複雑な事が書かれていました。

しかし、ダッシュボードの外観の中にあるヘッダーというところで、適当な画像をアップロードすれば、自動的にその画像に変わります。ランダムに表示したい場合は、複数の画像をアップロードして、「ランダム」というところのラジオボタンをチェックするだけでいいです。

もし英語が分かるなら、海外の方がユーザー数が多く、いろいろと情報があるので、英語で検索してみると、もっと有益な情報がたくさん手にはいると思います。

あと、気になったのは、ブラウザーとの互換性が悪いことです。ちょっと古いブラウザーになると、もうデザインが崩れてしまいます。これは、無料ブログサービスでもよくあることですが、WordPressの方がひどいと思います。たぶん、互換性のチェックがあまりされていないのでしょう。テンプレートに問題があると思われますので、自分でカスタマイズして、互換性を高めるしかありません。

また、テンプレートの数が少ないです。無料ブログサービスでは、もっとたくさんのテンプレートが用意されているので、さすがにテンプレートの数では勝てませんね。

ところで、このブログのページ上部の画像は、自前で用意したものです。こうやって自分で写真を用意できると、いろいろ楽しめます。デフォルトでも写真が8枚もついてきますので、それで満足できるなら、それでもいいです。ちなみに、このブログの上部の写真には、著作権があるので、NASAの写真1枚を除いて、他の写真は、勝手にどこかで使ってはいけません。

そう思って、著作権の表示を調べてみたのですが、テンプレートには著作権の表示がありませんでした。そこで、自分でカスタマイズして、ページ下に著作権を表示しておきました。文章を書く側としては、著作権を表示するというのは、重要なことなので、こういうのが抜けているのもどうかと思います。

以上をまとめると、WordPressでは、インターネット上で情報が得られるものの、カスタマイズがちょっと難しいという点、ブラウザーとの互換性に問題が発生する可能性があるという点、テンプレートの選択肢が少ないという点、デフォルトのテーマでは著作権の表示が抜けているという点などの問題があるということです。いずれも解決はできますが、あらかじめ知っておいた方がいいと思います。

[ 独自ドメインでWordPressを初めて使った感想 ]インターネット2012/08/16 21:50